先日買ったDS3231のRTCはラズパイ3にあげて、今度はDS1307チップ使用の汎用性が高いRTCを用意、CPUファンを付けてあるラズパイ4にのせました。
CPUファンがあるために、ラズパイ用の市販RTCはピンの関係上でファンと干渉してしまいます。
RTCモジュールを固定するには、ラズパイ用のユニバーサル基板を使い、ファンやモジュール部分を切り取り、その場所にモジュールを接着剤で固定します。
部品等
DS1307のRTCを選んだのは、ラズパイ3にRTCを入れたときにSeeedStudioが公開しているインストラーが使えそうで、秋月で手に入る物です。

基盤の細工
ラズパイのユニバーサル基板に、ファンの部分とRTCモジュールを乗せる箇所を切り抜きます。
糸鋸で気持ち小さめに切り取り、ヤスリ掛けし大きさを合わせてます。
位置決めは、ピンが長いスッタキング用のピンヘッダー があると仮置きがしやすくなります。

RTCモジュールの取り付け
プルアップを外す
今回のRTCモジュールは、データ通信用に使う二つのI2c線は+5Vでプルアップしてあり、ラズパイ本体内では+3.3Vでプルアップし使用してあり、片方のプルアップは不要です。RTCモジュールの+5Vのプルアップを外しました。
RTCの取説の回路図はJ1と書いてありますが、基板上はJP1です、基板右上に大きな丸と一緒にJP1と書いてありますので、くびれた所をカッターなどで削りプルアップを無効にします。

ユニバーサル基板に接着
接着剤は2液混合タイプ(コニシ)のエポキシ樹脂タイプを使い、ユニバーサル基板のホールにかからない様、1mm幅程度で接着してます。

配線
コネクタに付いている線を、ラズパイにハンダ付します。
RTC J2コネクタ | ラズパイ ピン | 線色 |
---|---|---|
1(VCC)+5V | 2 | 赤 |
2(GND) | 6 | 黒 |
3(SDA) | 3 | 黄 |
4(SCL) | 5 | 緑 |

ドライバのインストール
ドライバはSeeedStudio謹製のインストーラを使わせていただきました。
手順は、RTCとは未接続でドライバをインストール、その後に電源断しRTCコネクタを繋いで、電源ONです。
確認
sudo hwclock -h # ヘルプ
sudo hwclock -r # RTCから読み・表示
sudo hwclock -s # RTCからシステム時計へセット
sudo hwclock -w # システム時計からRTCへ書き込み