雷雨の御嶽山

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出発前、頂上を望む

山麓駅の駐車場に8時過ぎ到着、3時間天気予報だとお昼過ぎから雨と言っている。山頂を見上げてもロープウェイ山頂駅までしか見えない。雲の中を歩くから涼しいだろうと思いつつ、雲下部は黒で降りそう。

8:50山頂駅を出発、8合目の女人堂までは苔生した樹林帯、低潅木帯、そして森林限界と植生変化を楽しめる。低潅木帯では山麓方面を眺める事ができる場所もあるはずだが今回はガスの中であまり展望は無い。

10時ちょい過ぎに女人堂到着、コースタイムとあまり変わらないで到着したのはペースが速すぎたようだ。大休止中に時々雲が切れ展望が開けることもあった、9合目小屋までは遠い&急な登りを眺める事も出来た。

そろそろ出発に、ここからは登り一本調子のみ、葛折れなど無いホントに真直ぐ登るだけ、木陰を与えてくれる大きな木もなく、有るのは直射日光なのはずが雲の中だから涼しい。暑くないけど急登に天候は関係ない。

12時前に9合目に下部にある小屋に到着するとポツリポツリと雨が降ってきた、予報は正確だな当たってほしくは無かったが。どうするかと悩みながら上部の小屋まで登っていくと雨が普通に降ってくる、雨具を取り出し上だけ羽織って考えてると本降りに、雷も聞こえてくる。この高度で雷に遭うと上からではなく横や下からも落雷が有る、庇の無い小屋に寄り添ってやり過ごすことにと避難、すぐそばで落ちたような雷鳴がした、怖い。待つこと10数分、雷が遠ざかった感じなので下部にある9合目石室山荘まで降りてみる。

登ってくるときは山荘が営業している事に気づかなかった、ついてみると中は小屋の好意で板の間の上にブルーシートを広げ避難用に開放してくれてた。僕等が最後の避難者?、先に避難していた方が場所を開けてくれて一息。山荘の好意にお礼にと、ホットココアとお弁当は持っていたけどラーメンを頼む。

小雨になるまで小一時間か?、屋根の有るところで雹雨と雷を避け人心地を得た。

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雷雨と雷雨の合間

さてと、ここから頂上までの往復を考えると時間切れになるのでそのまま下る事にする。雨が上がり視界が開け、頂上が見えたりすると後ろ髪が引かれながら8合目まで降りてきた。青空にいい感じの入道雲、濡れたズボンも少しは乾く。泥濘んだ道をそのまま7合目の行者小屋まで降りてくると、別行動をしていたお迎え隊が居た。

ちょうど良い、行者小屋で力餅など頬張りつつ一休み。お迎え隊と雷雨が怖かった話などで茶を飲んでいると再び雨、やっぱり雷も鳴っている。そうこうしていると小屋の方がロープウェイが雷で止まっていると告げにきた、またもや停滞。9合目でさっさと引き返したのは正解、頂上まで行っていたら多分登山道のどこかで思いっきり降られ雷に怯えたことだろう。

日帰りお気楽登山の時は雨が降らない前提で行動しているが、今回は雨どころではない、雷と雹も付いてきた。初めての経験だった。

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