はじめてのPIC その7 LEDの抵抗値を決める

秋月で買ったフルカラーLEDのOSTA5131Aの各色の電流制限抵抗値を決める事にするのだが、ネットで検索するといろんな値が見つかる各人各様のようだ。

通常は、抵抗値R[Ω]=(Vdd[V] – Vled[V])/ If[A] で決定することができる。

LEDのデータシートからは、REDが2.0Vで20mA、GreenとBlueが3.6Vで20mAから計算すると。

①普通に計算して

Rred = (5V - 2V) / 20mA = 150Ω
Rgree/Rblue = (5V - 3.6V) / 20mA = 70Ω

他の算出方法で、②明るさ比率から、③光度比から、と二方法がネットで見つかった。

②明るさ比率から

データシートでは、Redが2000mcd/Greenが7000mcd/Blueが2500mcdの値からRedを基準にし。

red : 2000mcd / 2000mcd = 1
green : 7000mcd / 2000mcd = 3.5
blue : 2500mcd / 2000mcd = 1.25

と比率を求め抵抗値は

Rred = (5V - 2V) / 20mA * 1 = 150Ω
Rgreen = (5V - 3.6V) / 20mA * 3.5 = 245Ω
Rblue = (5V - 3.6V) / 20mA * 1.25 = 87.5Ω

となる。

③光度比から

R/G/Bの光度比をおおむね3:7:1にするのだそうだ。

参考:フルカラーLEDの白色発光について(日亜化学工業)

Redの2000mcdを基準に、
  Greenは2000*7/3 = 4666.66mcd
  Blueは2000*1/3 = 666.66mcdで

2000mcd/2000mcd : 7000mcd/4666.66mcd : 2500mcd/666.66mcd = 1:1.5:3.75となり。

流す電流比は、1:1.5:3.75からRedに20mA流すと
20mA : 20mA/1.5 = 13.33mA : 20mA/3.75 = 5.33mAと計算。

求める抵抗値は

Rred = (5V - 2V) / 0.02A = 150Ω
Rgree = (5V - 3.6V) / 0.0133A = 105Ω
Rblue = (5V - 3.6V) / 0.00533A = 262Ω

近い抵抗値の抵抗を買いにいく前に沢山ある100Ω抵抗から合成抵抗を作って色の確認をしてみるが、見た目ではどうしても色被りがあり白色には見え無い。購入する抵抗も計算値の抵抗があるわけでもなく、個々の誤差もある。

構想のなかに「蓋を締めると最大点灯で非常灯代わり」も予定している、色の調整はPWM制御で行うことにし、結局は①の方法で抵抗値を決める事にした。

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