元々はチューンアップをして使う予定ではなく、普通に普通のアプリを入れて単純なAndroid端末として使うつもりで使用していたIDEOS。ちまたではFUSIONカスタムROMなどを入れて快適に使っている人たちを散見できるけど、過去に持っていたzarusuやN810でCLIから何だかんだ弄くっていてちょっと疲れぎみもあり、標準ROMで思いつくアプリを入れて使っていた。
さすがに少ないメモリのIDEOS、アプリをインストールするのに不要と思われる(なんか使いそうなんだけど、なアプリ)を削除したり、アプリが動きすぎて重たくなってタスクマネージャで停止したりと、だんだんと使い勝手が悪くなってくる。
最近知ったLink2SDアプリ、アプリをSDにコピーしてシンボリックリンクかなんかで元の場所とリンクしてくれるアプリ。IDEOSで100M空けた話も転がっている、使ってみなければ損だ。しかしこれを使うのにはroot権限が必要、使用方針の普通のアプリ以外をインストールしなければならない。まーカスタムROMを入れるよりは格段にハードルが低い(リスクも)、所信を少し変更してz4rootを入れることにした。
Link2SD用に多めだけど3~4G取って、もしも将来に間違ってカスタムROMを入れた時用にSWAP用のパーティションも使うとしたら、今使っている8GのmicroSDでは心許ない。メインメモリ代わりだから驕ってブランドのsandisk16G、class4とclass6があって1000以下と2000円以下、差は千円もないので躊躇なくclass6を買う。この選択、結果的には正解だったようだ。ついでにもっと前にLink2SDを知っていたら当時の値段ではclass4になっていただろう、いまごろ気づいて良かったかも。
ざっくりとした手順
- インストールしたアプリのリストを作った
- 設定が不要なアプリをアンインストール
- z4rootのインストールとroot化(先人のを参照)
- SDに移動したアプリを戻す(これはするのを忘れてしまった)
- Titanium Backup(TB)をインストール
- TBのバッチでフルバックアップ
- PCで新しいSDにパーティションを切る(私は常用PCのlinuxでfdisk)
- バックアップした旧SDから新SDにコピー
- 新SDをIDEOSに入れる
- 必要なバックアップなんぞをリストア
- Link2SD(L2S)をインストール
- L2Sでちまちまとシステム絡み以外をリンク作成でコピー
- L2Sの設定で「自動リンク」をオンに
- アンインストしたアプリをインストールし直す
気になるところ
4項は忘れてもTBで再インストールと設定は戻せたのでパスしてもOK。
7項のパーティションは第1パーティションは通常のデータ保存用で、第2パーティションがLink2SD用、適当なサイズで私はちょっと大きめの3G程確保した、IDEOSの標準ROMではEXT2しか対応出来ないようなので、ext2で作る。他のタイプでもLink2SD起動時にext2を指定すれば大丈夫。ついでに将来のswap用に少し余りも作っておいた。
8項のコピー時に隠しフォルダーのコピーを忘れずに。
結果
IDEOS君は105M程空き地が出来た。sandiskの高速カードのお蔭か、アプリのダウンロードとインストールが速くなり、全体の動きももったり感が減った。起動したらズーット読み込み中だったfacebook専用アプリがまとも反応速度に。駅探★乗換案内は初期化中で先に進まなかったのが使えるように(前に試した時と違うバージョンか?)。改修前より格段と良くなり、カスタムROMはまた今度って感じでこのまま使って見よう。
カスタムROMに躊躇している人は、標準ROMにLink2SDを使うだけでも価値はある。
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