塩原温泉 塩の湯

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谷間の露天風呂

檜枝岐方面などの会津方面に向かうときに通り抜ける塩原温泉街、塩の湯に泊まるので久しぶりに行ってみた。いつの間にか新しいトンネルができたり、温泉街を抜けずに会津方面に抜けるバイパスが完成してたり、前に通った時とだいぶ違っていた。温泉街も射的場やパチンコ(斜めの台でピンボールみたいな)屋さんも無くなっていて、人通りも少なく、旅館なども廃業していて寂しい温泉街だった。

初めて温泉街を歩いてみたけど、通過する車はバイパスを使ってしまうのでそぞろ歩きには向いている、けれど個人商店はあまり残っていないので散歩するには寂しい。昔の遊戯場があった頃に歩いて見たかった。

泊まったのは明賀屋、温泉街からは離れている古い温泉場らしく前は数軒の宿があった事がわかる廃屋が残っている。営業をしている2軒の宿、ともに趣きがある旧館があるけれど使われていない模様。

明賀屋にある太古館は従業員が出入りしているのだろう、外見と入り口から覗いたかぎりでは綺麗に残り手入れもしてあり建物自体は生きている、旧館ツアーなんかすれば面白そうなのだが。もう一軒の宿、旧館の入り口は閉ざされて、客室も雨戸でしまっている、こちらの建物は生命感は残念ながら無い。

宿は手入れも行き届いて地震以降の低迷するエリアだけど頑張っている。内湯は湯気抜きの天窓しかなくて解放感がないのが残念。

この宿は露天風呂が売りな感じ、ただこの露天風呂へ行くにはハードルが高い。屋根続きだが建物から出るといきなり急な階段がある、階段が浅くて転んで落ちたら怪我をしそう、この階段で大方のお年寄りは露天風呂へ向かうは諦めてしまうだろう。そして休息ようのベンチがある渡り廊下のような階段から外の景色をながめてゆっくりと歩き、崩れそうな建物を通り抜けてまたまた階段を降りていくと、男女別脱衣所へ分かれるテラス?にでる、ここで湯上がりに渓流を眺めながらの一服も良さそうだが端は床が腐っているので要注意。そしてもう一回階段を降りると男の脱衣所、そこからは谷底にある露天風呂はすぐ下。

湯船は2畳弱が4つあって、一つだけ内湯っぽいのが思いっきりぬるい。指定時間以外は混浴、先客のグループは女性も入っていた。まだ青々しい新緑を眺めながら入っていると後から家族連れと単独女性が入ってきたけど。湯船が分かれているので一つ一つに各グループが分かれて入れる。

露天風呂は他の宿と並んで作ってあったけど、露天を使っているのは泊まった宿だけ。風呂からの正面と上流部分を眺めるぶんにはいい感じ、が、下流をみると廃屋となった建物と汚れた元湯船が痛々しい。

ビール片手に景色を眺めながらゆっくりと長風呂に最適な温度、かなりの時間浸かっていた。

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