FOVEONセンサーを選んだ訳

ニコンはF3から始まってF90に移行し、デジタルのP5000を買いレンズシステムの事もありD100にたどり着いた。

F90より断然高いD100を買ったときにアイピースシャッターが無いことに愕然としたが、それよりもRAWデータが悲しかった。ラチチュードというかダイナミックレンジというか狭すぎた、JPEGは8Bitで潰れるのはいいとして、RAWだともっと広いのかと思ったら白飛びや黒潰れのデータでRAW現像をしても復活しない。

デジタル一眼を使うテンションは下がり、レリーズタイミングが良く高倍率なレンズが有るJPEG専用のカメラと成り下がってしまった。D300が発売したときは購入欲が出てきたがタイミングを外してしまい、コンデジの進化が目覚しく綺麗で10倍ズームも有る小さなカメラを持ち歩くようになってしまう。

foveonセンサーはSD9が発売したときに知っていたが値段的対価が自分には少なく「欲しいな~」程度であった。去年の秋に量販店をぶらついていた時にDP2xを見つけfoveonを思い出し、失敗しても良しとする値段よりはちと高かったが色々と調べて購入。

空に露出を合わせる。SPPパラメータ全てゼロ

街角スナップに持ち歩き、丁度良い明るさの中のスナップはディティールが出て綺麗だなーと喜んでいた程度だった。

そして今年の秋口に郊外に飛び出して撮った写真で驚いた、ラチチュード(ダイナミックレンジ)の広さ。

下の家並みに露出を合わせて撮ると雲のディティールは潰れてしまう、雲に合わせると今度は家並みが暗くなる、そんなコントラストが強い風景。

実際にDP2xを使ってRAWの2枚撮り、家に合わせたのはデータ上も雲は白飛びして救出不可。もう一枚の空に合わせたのは一見すると家並みは暗くて森は黒潰れ、ところがSPPで調整すると細部まで綺麗に復活する。その上にfoveonのシャープな感じも気持ちが良い。そんな感覚はD100の時には無かった。

家並みに露出を合わせると、雲は白飛び

夏の終わりに一眼が欲しいと思い、その時はD800がいいかな?高いけどD800Eもいいな。そうこうしているうちにD600の発表、センサー性能が上りレンズも買い替えを考えるとCANONも有りでEOS6Dも出るらしい。と考えているうちにDP2xでの出来事、一応は候補に有ったSD1が最有力候補になり買ってしまった。

SPPで雲の調子を出し、家並みも見えるように調整

D100を買ってから10年振りのデジイチなので、他の機種でのダイナミックレンジの感じは知らない。ネット上では解像感などは沢山上がっているけどダイナミックレンジは余り聞かない、どんな状況になっているのだろう。

それと、DP2xはなんとなく明るい方は弱い感じがするので、マイナス方向へ露出補正をする撮影パターンとしている。

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