野麦峠

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10年近く前か?、通りがかった時は夕方過ぎで資料館も茶屋も閉まっていて、霧が立ちこめていた野麦峠、薄暗く寂しい感じで通り過ぎて宿題としていた。

今日は昼過ぎに到着、余裕で資料館も茶屋も営業中。

資料館は「峠の資料館 野麦峠の館」で日本唯一の峠の資料館とのこと。建物は斜面にあり、車を駐めた茶屋の駐車場からは資料館の屋上テラスにつながっている、天気がよければテラスの正面には乗鞍岳が望めるらしいが残念ながら山は雲の中。

一階分降りて資料館の入り口へ、奥から管理人のおじさんが出てきた。15分ほどのビデオを見る前におじさんが「どこから?どうしてここに来たの?」と尋ねたので、東京から前に来たときは閉まっていたので改めて来た事を伝えると、僕等の旅行が目的地の一つになっていた事がわかり嬉しそうだった。

ビデオは女工を中心とした、野麦峠のお話。峠自体は奈良時代以前からあったらしい、峠の名前の由来は野性の麦ではな、クマザサの実の事を指す。ビデオの後には先のおじさんが「政井みね」を中心とした、女工の供給地の飛騨と生糸工場の諏訪との関係物語の逸話を聞く。

資料館の内容は、各地にある民族資料館にあるのと同様なもの、そして峠・女工関連とが展示してある。

峠は47都道府県にある代表?の峠の写真と簡単な説明、私の出身地である埼玉県は「顔振峠」だった。どちらかというと「雁坂峠」の方が生活に密着していてお勧めなんだけどな。

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