Sigma Photo Pro 5.5

小春日和

今回のバージョンアップでSPP5.5になる、その発表してから首を長くして待っていたこんなにワクワクしながらバージョンアップを待っているなんて滅多にない。

学生のころはカラーにかかる費用が高く、白黒の100フィート缶を買いヨドバシに置いてあった使い古しのパトローネに詰め込んで撮影、そして自家現像をして楽しんでいた。

白と黒のモノトーンで抜けるような青空、新緑の鮮やかさや紅葉の赤味をどのように表現するか、そんなことを考えて撮影。社会人になりカラーフィルムを使い始めてそんな難しい事を考えなくても色が出るので嬉しかったが、白黒で撮っていた工夫もしなくなり仕事が忙しくなって写真への興味が薄れてしまっていた。

発表時のSPPに白黒処理追加の話を聞いて最初に思った事は「えっ」、ホワイトバランスにある「モノクローム」は何だったのか、ちなみに何故ホワイトバランスにあるんだろうカラーモードではないのかな?

どうやらSPPのモノクローム処理はRGBから算出しているとのこと。

完全にRGBに分解してしまったベイヤ配列では、RGBから輝度量を算出してモノトーンにする方法が一般的だろう。各カメラメーカーや処理アプリは味付けを加えているだろう、が通常は下の式で輝度を求める。

Y = 0.299 x R + 0.587 x G + 0.114 x B

Foveon素子のシャープ感は今までのモノクローム処理でも充分にでる、新しい処理で白と黒の色合いがどのように調整出来るかが楽しみだった。

単純な白と黒の構成、紅葉をカラーで撮れば綺麗な紅葉がわかる、それをあえて白黒で表現するのは難しい。シグマのモノクロモード特設ページのイントロダクションにいい事が書いてある「光と構図」で際立つより本質的な表現、そう「光と構図」で上手く主題を引き出すことであえて白黒を使った表現をすることだ。

昔を思い出して白黒目を養ってみよう。

SIGMA SD1Merrill / 50-200mm F4-5.6 DC OS HSM / DC HSM

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