TWELITEを買ってきた

M5Stickを使い温度や湿度を表示するアプリを去年作ったが、それを見て実家の温度などを外から見れないかと相談が有った、エアコンのリモコンを間違えて操作し変な温度設定をしてしまうらしい、それを外部からわかれば便利との事。

その時はM5Stickからクラウドサービスの「Ambient」へデータ送ればいいか、と考えてた。ただM5Stickの内部バッテリーは一日程度しか持たず、モバイルバッテリーを使ってとも思ったが何日間持つだろうか、短期間で充電しながら使うのは手間となる。ちょっと大変かなと思ってそのままになっていた。

気になっていた「TWELITE」を調べてみると、頼まれた実家監視のが簡単に構築できるようだ、懸念のバッテリーはコイン電池で数年持つとのこと、これなら忘れたころにバッテリー交換となるだろう。

買うにあたって

買う前になかなか解らない事が一つあった、それは二台のチップがどうやってお互いを認識するのか?

MONO_WIRELESSのクイックマニュアル「超簡単!標準アプリ」に、二台のTWELITE DIPの各々に電池やスイッチとLEDを繋ぐだけで無線通信が可能になると。
普通にお互いのIDなどなどの情報設定があると思っていて、その設定をしないまま動作するのが不思議でいた。
そしてあちこち彷徨い、現にいま書いていて調べ直してるのにまた彷徨っている。

TWELITEのチップに書き込み済みのアプリによって同じIDなどなどが決めてある。クイックマニュアルの作例で使っているTWELITE DIPには「超簡単!標準アプリ(App_Twelite)」が書き込み済み、その設定のおかげでお互いの通信がもともと可能となっている、だってさ、インタラクティブモードに色々と書いてある・・・これがわかるまで半日くらいかかった。

お互いの通信に必要なのは「周波数チャネル」「アプリケーションID」「デバイスID」があることが判った。

子機「AMBIENT SENSE PAL + BLUE PAL」からデータを集め、PCのUSBポート接続の親機「MONOSTICK」で簡単に使用するには、MONOSTICKの設定がここに書いてある。
「MONOSTICK」を「TWELITE PAL」のパルアプリの「アプリケーションID」と「周波数チャネル」に設定すればお互いの通信が可能に。

この状態でテストなどはできるのだが、送信出力がBLUE(1mW程度)でも見通しが良ければ1Kmほどは飛ぶらしい、標準のままでは混信や秘匿性が低いだろうから「アプリケーションID」や「周波数チャネル」を変更すればよいのだろう。
で、この設定は「TWELITE R2」か「TWELITE STAGE HAT」で変えられるらしい。

なお「TWELITE ARIA」と「TWELITE CUE」は親機から無線で変更できる「OTA」というモードが有り、「TWELITE R2」など無くても変更可能だそうだ。

ところで温度・湿度だけなら、「TWELITE ARIA」を使えば全体の価格を抑えられ、設定変更の書き込み装置も不要になるが、使ってみたい好奇心だけで「TWELITE PAL」の方を選び、設定変更用にちょっと高い「TWELITE R2」でなく「TWELITE STAGE HAT」にした(ちょっと半田付け必要だけど)。

買ってきたのも

最低限必要と思われる部品を買ってきた。

・MONOSTICK

PC等にUSB接続し子機からのデータを取得する。

・BLUE PAL
・AMBIENT SENSE PAL
・PAL CASES

この三つが子機のセンサーとなる部品、温度・湿度と照度センサーが付いている、照度センサーを使い起床や就寝時間が判り安否確認も可能となる。

・STAGE HAT

ラズパイ用のHAT基板、TWELITEチップにアプリの書き込みや設定用。あとでコネクタを付ける。