Raspberry Pi4 にシャットダウンスイッチを付ける

電源オフスイッチ

CPUファン制御で知ったデバイスツリーオーバーレイ、この中にスイッチでシャットダウンができる機能があるのを見つけた。

先日までTWELITEを使ってデータ取集プログラムを作ってましたが、プログラムを起動してしまえばVNCなどのリモート接続は要らなくなり、そのまま置いておきます。
ただテストが終わって電源断するのにリモートで再ログインしシャットダウンなどのコマンドを入力するのが手間、できればスイッチなどで電源断できればと思ってたところでの発見。
これでリモート接続が不要になる。

電源を入れるのに、スイッチを使って動作する機能も備わっているらしいが、単純にUSB-Cを接続すればよいので、電源断でいいかと。

こんどの改造はスイッチとGPIOを繋ぐだけと単純、手間となるのはケースにスイッチ部分の穴開けが必要で、穴あけとスイッチ固定と若干は目安と勘が必要です。

部品

・押しボタンスイッチ(トグルでないタイプ) 秋月電子通商
・若干の配線材(今回はRTCに付いてたコネクタ線の不要部分を再利用)
・その他、ドリルと糸鋸・エポキシ接着剤

押しボタンスイッチの色は何種類かあるようで、危険ボタンらしく赤のに。

製作

押し釦スイッチはケースにネジ止めができますが、押しボタンがケースから飛び出す量は少ない方が良いかと思い、スイッチに付いていたネジ止め材は使わずにユニバーサル基板に接着材で固定に。

スイッチをユニバーサル基板に接着する位置は、基板上にあるDCジャックのパターン部分にしました、この場所が電源用のUSB-Cコネクタの上(近く)になり判りやすいかと。
基板パターンは+5VとGNDが繋がっているからナイフ等でパターンを切り、スイッチの金属部分が触れても短絡しないようにします。

使ったスイッチはリードが少々長く、FANにあたる可能性もありそうなのでペンチで少しカット。

スイッチを基板に仮置きして、ケースに大凡の位置にマーキング。

ドリルでひたすら穴あけ、スイッチボタンの大きさより大きく穴が開いたら、ケースを被せやすいように下のところまで穴を広げて。

スイッチにエポキシ接着剤を塗り、ユニバーサル基板に載せてケース穴と合うように微調し、完全に硬化するまで一晩放置を。

このスイッチは二接点あり、押さないでON、押してONと二通りがあり、テスターで押してONなる側の端子を確認し、真ん中と押してON側の端子をGNDとGPIOに接続します。

繋いだGPIOは6番(Pin番号41)に、FAN制御の横のピンを使用。(スイッチから伸びる黄色い線)
もう一方(コモン側・黒い線)はGNDに接続。

設定

ターミナルを使って、エディタでファイルを修正します。

$ sudo vi /boot/config.txt

一番最後に一行追加します。
スイッチに繋いだGPIOの番号(gpio_pin=6)、スイッチちょい押しでオフになっても困るから、3秒長押し(debounce=3000)で設定をしてます。

dtoverlay=gpio-shutdown,gpio-pin6,debounce=3000

CPUファン制御の設定温度はGUIでは60℃未満に出来ないが、config.txtに直接すれば60℃未満にもできます、試しに57℃にしてみました。(一行上のgpio-fanのオーバーレイ)
55℃設定だと今からの暑くなる時期は、ファン停止の下限温度まで下がりにくいようで、回りっぱなしになるみたいにつき、中途な57℃にしてあります。

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