Raspberry Pi4の動作中はLEDを点灯させる

ラズパイにシャットダウンスイッチを付けたときに見つけた「gpio-poweroff」との名のデバイスツリーオーバーレイ機能、これはシステム終了時(パワーオフ)に任意のGPIOへ”1”か”0”を出力できると。
シャットダウン操作した後にいつ電源を抜いてよいのかの勘所から解放できる便利機能、LEDを追加し稼働中は点灯に、電源断可能になったら消灯するようにしました。

回路

今回の胆は、秋月電子通商で販売の5mAのチップLEDを使うことで、LEDをトランジスタでドライブせずにGPIOに直接繋げます。
これならトランジスタを省けて、敷地が少ないユニバーサル基板の今後の有効活用につながりますね。

秋月のリード付きチップLEDは、長めのリード線が付いているからLEDに直接半田付けしなくて済みます。
今回の青色LEDはVfを2.9V/Ifは5mA、GPIO電圧が3.3V.

R = (3.3 – 2.9) / 0.005 = 80Ω

手持ちの抵抗で近いのは100Ωでした。
0.005 * (3.3 / 0.005 – 100) = 2.8V
電圧は大丈夫そうです。

GPIOは、11ピンの汎用17番を使用。

部品

・LED 秋月電子通商の「表面実装用青色LED(リード付)」
・抵抗 100Ω
RTCをのせたユニバーサル基板

このLEDは結構明るいです。

実装

位置はシャットダウンボタンの下側、基板の裏側にエポキシ接着剤で糊付けしてます。


チップ部品に直接半田できる人は、抵抗に直接LEDを乗せてしまうんだろうか。

赤線がアノード側でGPIOのピンに付け、カソード側は抵抗に、抵抗はGNDに付けます。

設定

ターミナルからエディタでファイルの修正。

$ sudo vi /boot/config.txt

先日追加したdtoverlayの下に追加します。
LEDに繋いだGPIOの番号(gpio_pin=17)、動作中はLEDを光らせるのに(active_low=1)で設定。

dtoverray=gpio-poweroff,gpiopin=17,active_low=1

実測

4.5mAとほぼ計算通り。

LED追加は要らなかったかも?

この動作、ラズパイ4だけかも知れない。ラズパイ0とラズパイ3はダメなようす。

設定し、動作確認でシャットダウンボタンを押すと、青色LEDと同時に基板上の赤LEDも消えた・・・


幾つか設定を変更し確認すると、適当に空いているGPIOを使ってdtoverrayを書けば基板上の赤色LEDで同様な機能ができるようだ。

例えば、空いているGPIOが27だとすると。

dtoverray=gpio-poweroff,gpiopin=27,active_low=1

だけを追加するだけで済み、基板上の赤色LEDを使ってパワーオフの確認ができるようになります。

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