仙丈ヶ岳へ 2

小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳を望む

4時起床の予定が周りのざわめきで3時過ぎには目が覚め、そのまま起きて朝食の準備。2つあるトイレの個室が一つ使用不可になっていて列が出来ている、そんな事もあり当初予定の5時に出発となった。

ヘッデンを点けての登山は久しぶりだ薄暗い中を登っていく。奥さんのピッチが上がらない、北沢峠からの合流点まで何度も休んでいる、大丈夫か?。そこから小仙丈ヶ岳までもちょっとだけ急な登り一本調子、やはり奥さんはイマイチ、若者どころか年長のグループにもガンガン抜かれてしまい、途中で引き返すことが頭をよぎる。

小仙丈ヶ岳まであと一息の所で展望が開ける、遠くは北アルプスまで望める、ここで大休止。なんとか小仙丈ヶ岳、ここでも大休止をして景色を楽しむ。ここから仙丈ヶ岳まではコースタイムで1時間ほど、なりなんとか頂上まで行けそうだ。展望を楽しみながら緩やかな尾根道を、右手には今年2度敗退した御嶽山の各峰が手に取るように見せてくれる。

頂上の人影がはっきりと見える、頂上は混んでいるようだが直下で20数名の団体が降りてきた、なんかいい感じ頂上はその団体がいなくなり空いてしまった。10時過ぎに到着、おおよそ5時間強の登りタイム。切り立った頂上は高所恐怖症の私は落ち着かない、さっさと昼食をとって仙丈小屋まで降りる。

小屋にはなんと生ビールがある、降りは危険な箇所も無いので1杯を二人で呑んでしばしの大休止、風が心地よい。

11時過ぎに小屋を出発、展望の良い尾根を後ろの仙丈ヶ岳を振り返りつつ歩く、馬ノ背ヒュッテまでは一気に降りてしまった。そこからは登りに使ったコースは取らずに大平山荘経由で帰ることにする、枯れ沢の上を歩きながら花を楽しみながら降りていくと途中に雪が残っている。大滝は覗けるかなと期待したがちょこっとだけ見えるだけ、大滝近辺からの降りは疲れた体には応える。なんとか山荘に到着した14時過ぎ。あとは少しだけ登ってお終い、休憩をして最後の登りに。15時前にテン場に到着した10時間弱の行程、ちょっとキツかった。

長かった行程、奥さんはかなり疲れたようで生ビールで乾杯をしたあとに夕食も食べずに寝てしまった。

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