SPP5.5で白黒化の違い その3 画作り

その2で「パラメータを調整しながら比較することは意味があるのだろうかと思ってしまった」と書いた。

モノクロームモードの追加でどのような違いが出てくるかと興味本位で始めてみた比較。巷ではWBモノクロームと新規のでは「明るさが違う」なんてあっさりと流して評価していたり、「黒に締まりがある」と書いてあったりと。

そんな単純な比較で良いのだろうか?

「明るさが違う」だったら同じようになるよう調整し比較する必要があるだろう、それが「その2」の結果。「その1」で階調の幅について書いたが「その2」ではそんなに違いがあるようには思わなかった。

明るさを変えるのに「露出」パラメータを調整して単純に合うわけではない、「コントラスト」「シャドウ」「ハイライト」も微調整をしながら近づけた。そんな微調整をしながらハタと思ったのが「その2」で行った、比較をすること。

「その1」をしていたときは、調整したこの写真に調子が同じになるようにWBモノクロームで作って比べる事も考えていた、ただの実験でそれは画作りではない。

自分好みの調整、それが一番大事なこと。シグマのカメラを使う人の大多数はRAW撮影をしてSPPで調整をして画を作っているだろう。見た感じに近づける人、なにか焦点をあて目立つようにする人、ローキーやハイキーなどもあるだろう。黒を締めないで浅くしたい場合もある。

「その2」の作業をしてそんな事を思い出した、「その1」で細部が新規白黒を使うと綺麗に出る事が解った、それで私は充分。

どちらを使っても良いのでは、使いやすい方を。WBの場合はセピアにしたりする調色ができる、新規白黒はフィルターワークができ、精細部分がでてくる。

自分自身も両方を使い分けて画作りをするだろう。

SIGMA SD1Merrill / MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM

タイトルとURLをコピーしました